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<日光戦場ヶ原>・・・写真5枚によるパノラマ合成。左右の木道がほぼ直線なので180度の展望です。)

<今時のばか親>

−−−全く思いつくままに素人の書いた内容に付き、不適切な表現があったとしたら、ご容赦願いたい。−−−

最近の母親は母性本能という感情が希薄、もしくはなくなりつつあるようだ。
これは悠久の人類歴史上及び動物学的観点から見ても由々しき問題ではなかろうか。
お腹を痛めた自分の子は何物にも代え難く、命賭けても守る。という子供への思い。
男性や他人には理解できないような子供に対する特別な感情。そんな母性本能が誰にもあったはずだ。
母性本能は、妊娠・出産という時間を経て身についていく、いわゆる本能的なものと思われていた。が、それが昨今の一部の女性から失われてしまったようだ。

最近のお母さんは最も手のかかる授乳期でさえ常に女性であって、母親になりきれていない。
テレビに時々出てくるヤンママとかいう親を見ていると、嘆かわしく思えてくる。
又、この授乳期から乳児保育園に入れて働く母親が増えている事からも、母性本能の低下は察することができる。
勿論、母子家庭など、働かざるを得ない事情をかかえる人もいるが、出来ることならこの時期だけでも母親の手で育てられないものかと思う。
育児にしても、子供が夜泣きや熱を出そうものなら、原因など何も考えずにすぐ救急車を呼び、病院に駆け込む。こんな患者が増えすぎて夜間の小児科病院は昼間より患者が多いという。(小児科の救急病院が極端に少ない。)
少し体の弱い子が生まれ、体調不良が続くとすぐに育児ノイローゼで、子供に布団をかぶせて窒息死させる事故もある。

育児中でもパチンコはやりたいし、飲み会やカラオケにも行きたい。
真夏の炎天下の車中に子供を残したままパチンコに興じて、子供を犠牲にする親もニュースで何度か報道された。

子供が2、3歳になり、少し手がかからなくなると今度は不倫をする。不倫をするのに子供が邪魔だとお腹を痛めて産んだ自分の子供を殺める親もいた。又、連れ子で再婚すると新しい夫は連れ子を疎ましく思い虐待を始める。それに産みの親である母親も荷担し、死に至らしめる。そんな事件も後を絶たない。
お腹を痛めて産んだ子供より再婚相手が大事だと言うのか。

女性が働く時代になって、家庭のあり方は大きく変わってきた。かつて鍵っ子などと話題になってからもうかなりの年数が経っているので、女性の社会進出は今に始まった事ではない。

しかし、子供の成長期にはどうしても母親のあたたかい温もりが必要な場合があり、それが人格形成に大きな影響を与えていることも事実だと思う。

最近専業主婦を非難する風潮がある。『くたばれ!専業主婦』という本を書く女性作家もいる。私は数冊ある彼女の著書を読んだことはないが、強い悪意を感じる売らんが為のタイトルと書き出しで概ね想像がつく。とてもお金を払って読む程の価値はないと判断したからだ。
とにかく専業主婦だろうとなかろうと、他人が口出しする問題ではない。
専業主婦で暇を持て余し、好ましくないことをする者もいれば、子供にべったりで甘やかし放題の親もいる。それとて身勝手な理屈を並べて家事放棄を正当化している母親より子供の目にはまともに映っていると思う。
少なくとも非行に走る子にはなりにくいと思う。
母親が育児や家庭を守り、夫の仕事を影から支えると言うのは日本の伝統的な家庭のスタイルであり、それはプロの主婦であって、立派な職業として評価したい。

確かに女性にとっては外に出て働いている方が経済的にも、心の面でも充実感があり、家事をしているよりはるかに楽しいかも知れない。
又、仕事に向いている性格の女性もいるのは事実だが、世の全女性がそれを望んでいるわけではない。
そして仕事をもつ女性の中には家事や子供の世話を一切やらずに、すべて夫に押し付けている人も案外多い。
子供の顔を見ると「勉強しなさい!」ばかりで母子の会話など少しもない。
昔からよく耳にしたことだが、「医者や教員の子供にろくなのがいない」と。
やはり、ある時期母親の愛情をたっぷり受けた子供の方が情緒豊かな人間に成長していく確立は高そうだ。

女性の社会進出を否定するつもりは毛頭ないが、育児のありようを社会も含めてもう少し見直す必要があるのではと考えさせられる。

最近話題になっているのが“モンスターペアレンツ”だ。
全く訳のわからない身勝手なことを主張し教師を困らせているという。
・給食費を払わない親
・保育料の不払い、滞納する親
このほとんどの家庭は、支払能力があって払わない、悪質な親なのです。
そして、その理由は全くもって身勝手な戯言でしかない。
・うちの子に掃除をさせないでくれ、と学校にクレームをつける親。
・会社を休んで授業参観に出席したのだから日当を払え。
・塾に行く時間がないから宿題を出すな。
・担任が気に入らないから代えろ。等など挙げたらきりがない。
このような未熟な親の家庭でまともな子供が育つはずがない。
こんな親なら、むしろ養護施設の方が子供にとってよほどましな環境ではなかろうか。

学校側も、この様な親の対応にエネルギーを使い果たし、本来やるべきことに手が廻らない。教員のうつ病患者も急増しているそうだ。

このような“ばか親”が日々生産され続けている今日の社会環境。
地球環境破壊だけが声高に叫ばれているが、人間の心の破壊もかなり重症と思う。
救いがたいこの実状、何とかならないものか。

                • 弾 塊人

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トヨタ200GT
1965年東京モーターショー

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フェアレディー2000
昭和40年代前半(撮影2007年)