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<ホームページ制作奮闘記>・・・”ID for WebLiFE”

 私のホームページ歴が10数年になることは前述の通りである。好奇心旺盛な私は早速解説本を買い求め、HTMLで制作することに始まり、WEB制作ツールもあれこれ試行してみたが、その制作技術は一向に上達しなかった。

 それもその筈、WEBサイト制作には多くの知識と手間が必要だ。コンテンツそのものは勿論、素材の収集や背景・ロゴのデザインなどなど。更にアニメやスライドショーなど少し凝ったことをやろうとすると“CGI”とか“JAVA”など専用言語も必要になる。
このような多くの技術を片手間で習得するのはかなり負担で無理がある。これらを意のままに操作出来るようならそれで生計が成り立つ程のスキルなのだ。つまり、それを生業とする人間でなければ、なかなか思うようなホームページ制作は難しいといえる。(それ故にHP制作業者が存在する)

 このように制作段階の壁でつまずいてしまい、本来の情報公開に辿り着けない。という人がかなり多いのではないだろうか。(勿論、それを成し遂げている方も多く存在する事も否めない事実。)
そんな私は「もっと自由に創作できるツールがないものか」といつも感じていた。
そこで目にとまったのがデジタルステージ社の”ID for WebLiFE”だった。この製品には、私の様な怠け者が飛びつきたくなりそうなキャッチコピーが羅列されていた。
・誰もがみんなデザイナー
・今の気持ちを、ワンクリックでホームページに。
・「思い」を伝えるための道具です。
・むずかしいことはまかせてください。  
等々、耳障りの良い謳い文句に乗せられ、秋葉原のMac専門店に出向き購入した。
かくして当品をゲットしたものの、最近散々悩み抜いてやっと購入した製品に期待を裏切られることがしばしばある。
この製品も、パッケージを開けてみてまずとまどいを覚えたのはマニュアルらしきもが見あたらないこと。「簡単簡単と言うけど簡単だった試しがない。」という何かのコマーシャルではないが、簡単を売りにしているとはいえ、全て手探り状態ではやはり効率が悪い。せめてクイックマニュアル程度は添付して欲しいものだ。(実は1枚のマニュアルシートはあったが役不足)
そして極めつけはページサイズである。600×400pixelに固定されており、スクロールも出来ない。これにはかなり失望した。サイズ固定では表現も限られ、しかもこのサイズではあまりにも貧相だ。これを解消するには更に別売りの機能拡張ソフトを追加購入しなければならないということだ。
初めからこれが解っていたら購入しなかったという後悔が噴出。1万8千円の初期投資を無にするか、それを活かす可能性に賭けて更に1万円追加投資するか。まるで悪徳商法に引っ掛かった様な心境である。結果的には追加購入と決断。3パッケージ用意されている中から写真機能強化のProPhoto!を購入した。
これに依って140%サイズアップ(825x550pixel)が可能となり、スライドショーやその他の機能も強化された。(それでもサイズは固定でスクロールは出来ない)
かくして”ID for WebLiFE”によるサイトの初版が完成した。ソフト購入後一週間程度で製作した内容としては悪くはないと納得する。(コンテンツは別にして)
しかし、全ての不満が解消されたわけではない。その筆頭はユーザーに与えられた自由度が低く、応用が効かないということである。
多くのテンプレートをそのまま活用する事を開発コンセプトとしており、それ故に初心者でも使えるというのが売りであり、それなりに評価できるが、そのテンプレートをユーザーがもう少しアレンジできるようにならないものか。(Flash上の制約か、コンセプトの問題か)

”多くのテンプレートより、応用の効くテンプレート”を希望する。

そんな機能が付加されたら、ビギナーからベテランまで幅広い層に受け入れられる素晴らしいTOOLになると思うのだが。
ホームページ制作の煩わしさを代行してくれるテンプレートの活用という基本コンセプトは大いに評価できるだけに残念である。今後のバージョンアップに期待したい。

ともあれ、制作期間一週間程度のこのホームページを見てくれた皆様が、どの様に評価してくれるか、その評価即ち”ID for WebLiFE”の評価ということになる。
(私の評価ではありませんよ、デジタルステージ社さん)

この文章は2005年7月 デジタルステージ社から発売された「ID for WebLiFE」を使い、一週間くらいで一応ホームページができあがった時点で書いたものです。(結構不満はありました。)

そしてこの9月に同社から、この様なユーザーの不満を一気に解消すべく究極のホームページエディター「BAiND FOR WEB LiFE」をリリースした。
早速飛びつき、トライしてみたのがこのページである。(IDで制作したFlashも流用)
現時点では思い通りにならない機能が多々あり、操作性の不満もあるが、こちらの評価はもう少し使い込んでからにする。                

            • 2007.10.8