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<私のホームページについて>

 私がホームページを開設したのは、日本でインターネットが普及し始めて間もない頃なので、もう10数年になる。それ以前にも無線電波を利用したデータ通信(パケット通信)を無線仲間で始めていた。その中の掲示板(BBS)機能は仲間同士の情報交換として重要な役割を果たしていた。まさにインターネットの先駆けとも言えるものだった。しかし、時代は通信速度1200bpsとか2400bpsが主流。(因みに現在は実効速度1〜50Mbpsが一般的)当然画像転送など全く実用性は無く、神霊写真の様な粗い画像でも数十分もかかってしまうといったもの。今では信じられないような実態だった。
それでも文字通信には十分なポテンシャルを有しており、文字チャットは快適に動作した。
そんな当時、個人がホームページを持ち、世界に情報発信できるというインターネット(ホームページ)の出現は、衝撃的な出来事であり、その可能性に興奮を覚えたものだった。

 しかし、いざ始めてみると、”自分が世界に発信できる情報なんて何もないことに気付かされ、その厚い壁の前に頓挫してしまう。
多くの仲間達も、当時一斉にホームページを開設したものだが、その多くは自己紹介レベルに留まり、リフォーム(更新)することなく廃屋と化してしまった。

 そもそも毎日遅くまで会社に拘束され、たまに早い日は居酒屋で一杯なんて考えている凡人がホームページを通じて世界に発信できる情報など持ち合わせている筈もない。
せいぜい子供の成長記録や家庭のイベント、親戚・知人の結婚式の写真掲載など、結果的にはローカルな内容に留まっているのが実態と言える。
そして成長記録の主役であった子供達も、成長と共にカメラの前から姿を消してしまい、やむなく被写体を花や景色と言うように変遷を辿った俄かカメラマンも少なくない。

 ともあれ、技術革新の恩恵で、大量の写真をストレス無く掲載出来るようになったことは好ましいことだし、個人が世界に情報発信できる優れた手段であることに変わりは無い。                          
つまり、ホームページは素晴らしい情報発信手段であるが、多くの凡人にはその高いポテンシャルを活かしきれず、もてあまし気味かも知れない。

どんな優れたツールもそれを使いこなすか否かは使う人間次第ということだ。